2025 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 第57回 MFJ グランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 参戦報告書

2025 MFJ 全日本ロードレース選手権 第7戦(年間エントリー ST1000 第5戦/最終戦)
開催日:2025年10月23日(木)~26日(日)
開催場所:鈴鹿サーキット・三重県(1周=5,821m)
ST1000・1レース制 No,4 國峰啄磨 / No,8 作本輝介
ST600・1レース制 No,22 笠井杏樹


今大会は MFJ 全日本ロードレース選手権の第7戦(最終戦)であり、TOHO Racing が年間エントリーしている ST1000 クラスは、年間5大会・全6 レースで構成されており、今大会はその最終戦となる第6 レースにあたります。また、前戦に続き、笠井杏樹が ST600 クラスヘスポット参戦しました。

ST1000

ST1000 予選 10月25日(土)  天候:曇り 路面状況:ドライ 気温:20℃ 路面温度:21℃

No,4 國峰啄磨 2’08.062 予選 1位
No,8 作本輝介 2’10.712 予選 16位

ST1000 決勝 10月26日(日)  天候:雨 路面状況:ウエット 気温:22℃ 路面温度:21℃

No,4 國峰啄磨 決勝レース DNF
No,8 作本輝介 決勝レース 19位

ST600

ST600 予選 10月25日(土)  天候:曇り 路面状況:ウェットパッチ 気温:19℃ 路面温度:20℃

No,22 笠井杏樹 2′ 15.402 予選 23位

ST600 決勝 10月26日(日)  天候:雨 路面状況:ウエット 気温:21℃ 路面温度:20℃

No,22 笠井杏樹 決勝レース 24位

○観客動員数:13,300人(10月25-26日・2日間合計)


10月23(木) 24日(金)フリー走行 ドライ
10月23-24日の2日間、ST1000、ST600 ともに午前と午後にそれぞれ1回ずつ、計4回のフリー走行が行われました。ST1000の國峰選手は、1回目に2’10.658 で 8位、2回目は2’09.818 で 8位となり、1日目の総合8位。2日目、3回目は2’08.915 を記録し4位、4回目は 2’08.390で3位となり、2日目の総合3位となりました。作本選手は、1回目の走行で2’12.172 を記録し 14位、2回目は2’10.894 で12位となり、1日目の総合 13位。2日目、3回目は2’10.846 を記録し 13位、4回目は2’10.052 で12位となり、2日目の総合 13位で計4回のフリー走行を終えました。
ST600 の笠井選手は、1回目の走行で2’17.852 を記録し 22位、2回目は2’16.849 で 22位となり、1日目の総合 22位。2日目、3回目は2’16.715 を記録し 23位、4回目は2’14.484 で22位となり、2日目の総合 22位で計4回のフリー走行を終えました。

10月25日(土) ST1000 予選ドライ(天候: 曇り 気温:20℃ 路面温度:21℃)
ST1000 クラスの予選は、25日の12時20分から30分間のタイムアタック方式で行われました。未明の雨で朝は完全に濡れていた路面も、予選開始時にはほぼドライコンディションまで回復。作本選手はセッション開始直後からアタックを開始しましたが、思うようにタイムを伸ばせず、途中から再び雨が落ち始めたこともあり予選 16位となりました。一方、國峰選手はクリアラップを取るためタイミングを見計らってアタックを開始。2周目に前方のライダーに引っかかりながらも、2’08.062 を記録し、今シーズン3度目のポールポジションを獲得しました。

10月25日(土) ST600 予選 ウェットパッチ(天候: 曇り 気温: 19℃ 路面温度:20℃)
ST600 クラスの予選は、25日の10時30分から30分間のタイムアタック方式で行われました。未明の雨の影響が残りながらも、路面は回復傾向にあり、ウェットパッチが残る状態で予選がスタート。笠井選手はセッション開始と同時にアタックを開始しましたが、思うようにペースが上がらず苦しい展開となりました。それでも、9周目に2’15.402 を記録し、予選 23位となりました。

10月26日(日) ST1000 決勝レース ウエット (天候: 雨 気温:22℃ 路面温度:21℃)
ST1000 クラスの決勝レースは、前日の午後から雨が降り始め、26日の決勝日も朝から雨となりました。
そのため、WET 宣言が出され、レースは2周減算の10周で行われました。ポールポジションからスタートした國峰選手は先行を許すも、積極的に前に出てS字でトップを奪い返し、その後リードを拡大。1周目に後続に 1.7秒の差をつけ、2周目には3.5秒とさらに差を広げて快調にトップを走行していましたが、3周目の逆バンクコーナーで痛恨の転倒を喫し、リタイアとなりました。一方、作本選手は 16番グリッドからのスタートでしたが、1周目を11位で通過。その後、猛烈な追い上げを見せ、2周目には7位、3周目に6位、8周目には4位まで順位を上げましたが、9周目のスプーンカーブで転倒してしまい走行不能となりましたが、周回数で完走扱いとなり 19位となりました。

10月26日(日) ST600 決勝レース ウエット(天候: 雨 気温:21℃ 路面温度:20℃)
ST600 クラスの決勝レースも天候は回復せず、WET 宣言のもとレースは2周減算の11周で 15:05 にスタートしました。笠井選手は23 番グリッドからスタート。スタート自体は悪くありませんでしたが、1周目のポジション争いでは思うように前に出ることができず、前半はペースを乱してしまいました。
後半は苦しい状況の中で徐々にタイムを上げることができましたが、24位でレースを終えました。

ST1000 No.4 國峰啄磨
予選・1位 決勝レース・DNF ランキング 3位 68.5pt
新体制で迎えた今年最後のレースは、「優勝だけ」を目指し、初日から決勝に向けて全力で準備を進めてきました。アベレージも無理なく良いタイムで走ることができ、予選では狙い通りポールポジションを獲得。自分自身で“勝てる状況”を作ることができました。しかし、決勝では自分の未熟さが出てしまい、転倒でレースを終える結果となりました。チームや応援してくださった皆さまに、大変申し訳なく思っています。来年のことはまだ未定ですが、もしチャンスをいただけるなら、この悔しさと今回の経験を力に変え、全力で挑みたいと思います。これからも変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。そして、今年一年、本当に応援ありがとうございました。

ST1000 No,8 作本輝介
予選・16位 決勝レース・19位 ランキング 15位 20.5pt

より良いセットアップを見つけようと、ウィーク初日から取り組みましたが苦戦が続き、予選ではセットが裏目に出てしまいました。さらにタイミングも合わず、悔しい予選順位となってしまいました。それでも決勝日は雨だったこともあり、朝のウォームアップから気持ちを切り替えることができ、良い流れで決勝レースを迎えることができました。レースではスタートから集中を切らさず、ひとつでも上の順位を目指して走り続けましたが、4位まで上がったところで転倒してしまい、すべてを無駄にしてしまいました。シーズンを通して厳しい内容となってしまいましたが、新体制のTOHO Racing に迎え入れていただき、共に戦えたことに心から感謝しています。そして、いつも応援してくださるファンの皆さま、本当にありがとうございました。

ST600 No,22 笠井杏樹
予選・23位 決勝レース・24位

鈴鹿での全日本最終戦は、予選 23位・決勝 24位という結果になりました。
地方選手権で慣れた鈴鹿ですが、全日本のライダーたちの速さや展開の厳しさを体感し、思うように自分の走りを出すことはできませんでした。予選も決勝も難しいコンディションの中で、自分の課題がはっきり見えた一戦でした。悔しい結果ではありますが、こうして全日本に参戦できたこと、チームやスタッフのサポート、応援してくださった皆さんに心から感謝しています。今回の経験を胸に、次はもっと自分らしい走りを取り戻せるよう、努力を重ねていきたいと思います。応援ありがとうございました。

チームオーナー・株式会社シンコウ
代表取締役 村上裕介

2025年、新生 TOHO Racing として挑んだシーズンの集大成となる最終戦・鈴鹿ラウンドは、私たちの思い描いた結果には届きませんでしたが、胸が熱くなる瞬間が数多くありました。ST1000 クラスでは國峰が予選でポールポジションを獲得し、決勝では残念な結果となりましたが、強い気持ちで全力を尽くしてくれました。作本も結果には結びつきませんでしたが、あの位置から難しいコンディションの中で4位まで追い上げてきた走りは素晴らしいものでした。また、岡山でともにレース参戦しているST600 クラスの笠井も鈴鹿サンデーでチャンピオンを獲得し、地方選代表として鈴鹿に参戦しました。結果は残せませんでしたが、地方選で戦うライダーたちにとっても大きな刺激になったと思います。そして、これまで TOHO Racing を応援してくださった皆様、新たに応援してくださった皆様、スポンサーとして支えてくださったパートナー企業の皆様をはじめ、Honda 様やパーツサプライヤー企業の皆様に心より感謝申し上げます。また、ライダーをはじめチームスタッフの努力にも深く感謝しております。
2026年も挑戦を続け、応援してくださる皆様に成長と感動をお届けできるチームを目指してまいりますので、引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。

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