2025 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 スーパーバイクレース in 九州　参戦報告書

2025 MFJ 全日本ロードレース選手権 第5戦(年間エントリー ST1000 第3戦)
開催日:2025年9月12日(金)~14日(日)
開催場所: オートポリス・大分県(1周=4,674mm)
ST1000・1レース制 No,4國峰啄磨 / No,8 作本輝介

今大会は MFJ 全日本ロードレース選手権の第5戦であり、TOHO Racing が年間エントリーしているST1000 クラスにとってはシリーズ第3戦にあたり、このクラスの年間5大会・全6 レースの中では第4レースにあたります。

決勝レース中止・予選 1位の國峰 磨が12.5 ポイント獲得!

○観客動員数 8,600人(9月13~14日)

9月12日(金) フリー走行
午前・午後にそれぞれ1回ずつ、計2回のフリー走行が行われました。國峰選手は1回目の走行で1’52.474を記録し 6位、続く2回目では 1’51.946 とトップタイムをマークし、総合1位となりました。
作本選手は事前テストが天候不良だったため、セットアップ作業を継続しながらの走行となりました。1回目は 1’53.750 で 14位、2回目は 1’53.946 で 15位となり、総合14位でフリー走行を終えました。

9月13日(土) 予選
予選は、今にも雨が降り出しそうな曇り空の中、20分間のタイムアタック方式で実施されました。
路面コンディションはドライだったため、両選手とも天候を考慮し前半でタイムを出す作戦を選択。
國峰選手は3周目に 1’50.718を記録しトップタイム、今季2回目となるポールポジションを獲得しました。作本選手はクリアを取るのに苦戦しながらも 1’52.657 を記録し予選11位となりました。

9月14日(日) 決勝レース
2025年 全日本ロードレース選手権第5戦 スーパーバイクレース in 九州・オートポリス大会は、9月14日(日)の決勝日を迎えましたが、朝から濃い霧が発生し、コース上の視界が極めて悪い状況が続き、午前中のウォームアップ走行は安全を考慮して中止となりました。その後も天候の回復が待たれましたが、午後にかけて霧と小雨が断続的に発生し、視界状況の改善が見込めないことから、安全確保を最優先とした主催者の判断により、ST1000 クラスの決勝レースは中止となりました。これにより決勝レースは実施されず、競技規則に基づき、公式結果は予選順位に基づくハーフポイントが付与され、レースを終える事になりました。

今回のオートポリス大会は、天候不良のため決勝レースが実施されず、とても残念な結果となりました。
テストから予選にかけて良い流れを作れていただけに、両選手とも走る機会を失い、非常に残念でした。
チームとしては、この気持ちを次戦、チームがホームコースとしている岡山大会にぶつけ、しっかりと準備を整え、良い結果を報告できるよう全力を尽くします。

ST1000 No.4 國峰啄磨
予選・1位 決勝レース・天候不良のため中止
前戦のレース2では悔しい転倒リタイアとなり、ファンやチームに悔しい思いをさせてしまいました。あの悔しい経験を踏まえ、オートポリス大会では自分の走りを取り戻すことに集中しました。フリー走行では積極的に走って総合1位を獲得し、予選では冷静な走りを心掛け、今季2回目のポールポジションを獲得しました。しかし、決勝日は朝から濃霧と小雨で視界が確保できず、ST1000 クラスのレースは中止となりました。走れなかったことは非常に残念ですが、この悔しさを次戦の岡山大会にぶつけ、しっかり準備して良い結果を報告できるよう頑張ります。

ST1000 No,8 作本輝介
予選・11位 決勝レース・天候不良のため中止
今回のオートポリス大会は、僕にとって地元九州での特別なレースでした。事前テストが天候不良で思うように走れず不安もありましたが、フリー走行で少しずつセットアップを詰めて前進できる手応えがありました。予選ではクリアが取れず悔しい順位になりましたが、決勝で挽回する気持ちは強く持っていました。しかし、決勝日は天候不良でレースが中止となり、走れなかったのはとても残念です。それでも安全を優先した判断は正しいと思いますし、この悔しさを次戦、チームのホームコースである岡山大会にぶつけて結果に繋げたいと思います。

チームオーナー・株式会社シンコウ
代表取締役 村上祐介
今回のオートポリス大会は、チームにとって非常に大切なレースでした。
事前テストは3日間行われ、前半2日間は國峰、後半2日間は作本が走行しました。國峰はドライとウエットの両方を走ることができ、決勝に向けて幅広いデータを収集することができましたが、作本は天候の影響を大きく受けてしまい、思うように走行を重ねられずやや消化不良のテストとなったと思います。それでもチーム全員が協力し合い、限られた時間の中で最善のセットアップを探り、レースウィークではさらにマシンを仕上げていきました。その結果、國峰が今シーズン2回目となるポールポジションを獲得し、作本も決勝に向けて着実にセットを進めてくれました。しかし残念ながら決勝レースは天候不良により中止となり、非常に悔しい結果となりましたが、公式結果は予選順位に基づくハーフポイントが付与され、國峰が1位、作本が11位という結果でレースを終えることになりました。
今大会には多くのスポンサーの皆さま、そしてバスツアーで駆けつけてくださったファンの方々が現地で応援してくださいました。遠方のサーキットまで足を運んでくださった皆さまには心から感謝申し上げます。シリーズも残り2戦、次戦は私たちのホームコース・岡山国際サーキットです。
これまで積み重ねてきた成果を必ず結果につなげ、地元で最高の走りをお見せできるようチームー丸で挑んでいきます。

【ST1000クラス 次戦情報】
全日本ロードレース選手権 第6戦 スーパーバイクレース in 岡山
開催日程:2025年10月4日(土)~5日(日) ST1000 1レース開催 (ST1000第4戦)
会場:岡山国際サーキット(岡山県)