2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦 スーパーバイクレース in SUGO 参戦報告書
2025 MFJ全日本ロードレース選手権第2戦(年間エントリー ST1000開幕戦)
開催日:2025年5月24~25日
開催場所:スポーツランドSUGO インターナショナルレーシングコース・宮城県(一周=3,621m) ST1000・1レース制
No,4 國峰啄磨/ No,8作本輝介
5月24日(土) 予選日 天候:曇り 気温:16.5度 路面状況:ドライ
No,4 國峰啄磨 1’27.140 予選1位
No,8 作本輝介 1’28.285 予選12位
5月25日(日)決勝 天候:雨のち曇り 気温:15.2度 路面状況:ウェット
No,4 國峰啄磨 決勝レース 3位
No,8 作本輝介 決勝レース 6位
ST1000 シリーズ開幕戦で国峰啄磨が3位表彰台獲得!

今大会は、TOHO Racing が年間エントリーしているST1000 クラスの年間5大会・全6レースを戦うシリーズの開幕戦であり、年間チャンピオンを目指すうえでも、シーズンの流れを左右する重要な一戦となりました。
5月23日(金) フリー走行
午前・午後それぞれ1回ずつ、合計2回のフリー走行が行われ、國峰選手は1回目の走行で1’27.657 のトップタイムをマーク。2回目は1’27.456とさらにタイムを更新しましたが、総合4位。作本選手はセットアップが定まらず、1回目は1’29.129で14位。2回目もタイムを更新することができず、 1’29.457 で総合16位となりました。
5月24日(土) 予選
予選日は曇り空で、開始前には一時的に雨が降りましたが、路面はドライコンディションとなり、30分間のタイムアタック予選が実施されました。國峰選手は天候を考慮し、前半にタイムを出すことを選択。 4周目に1’27.140を記録し、総合1位。自身3年ぶりのポールポジションを獲得しました。作本選手はタイムを更新し続け、10周目に1’28.258をマークし、予選12位となりました。
5月25日(日) 決勝レース
決勝日は、土曜の夜から降り続いた雨がなかなか止まず、ウォームアップ走行は雨の中で実施され、作本選手は1’39.832 でトップタイム、國峰選手は1’40.866で5位となりました。12:05 から行われた決勝レースでは雨は止んだものの、路面状況が回復せず、ウエットレース宣言でのスタートとなりました。 ポールポジションからスタートした國峰選手は、1周目を2位で通過。トップの亀井選手とともに冷静にレースを進め、後続を引き離しましたが、トップを捉えきれず、最終的に3位表彰台を獲得しました。 作本選手は12位からのスタートながら果敢な追い上げを見せ、6位でチェッカーとなりました。
目指していた結果には届きませんでしたが、新体制となった TOHO Racing が積み重ねてきた準備や努力が、しっかりと成果に繋がった開幕戦となりました。チームー丸となって年間チャンピオン獲得に向けて引き続き全力で挑んでいきます。


No,4 國峰啄磨/予選1位 決勝レース3位
事前のテストからうまくセットを見つけることができ、アベレージも良く、 しっかりと走り込みを行うことができました。レースウィークに入ってからもテンポ良く走れていたため、予選ではポールポジションを狙いに行き、 狙い通りポールを獲得することができました。決勝レースではウエット宣言が出され、路面状況もウエットでしたが、中盤から徐々に乾いていく路面への対応が遅れてしまい、最終的に3位という結果となりました。現時点でできる限りの走りはできたと思っていますので、次回はそれを勝利に結びつけられるよう全力を尽くします。

No,8作本輝介/予選12位 決勝レース6位
SUGO は個人的に好きなサーキットですが、張り替えられたばかりの新しい路面にうまく対応できず、事前テストからセットアップに苦戦したままレースウィークを迎える形となってしまいました。金曜日のフリー走行、 土曜日の予選と少しずつタイムを縮めることはできたものの、自分の納得のいく結果には届きませんでした。そんな中、決勝日の日曜日はあいにくの雨となりましたが、この状況が気持ちの切り替えにつながり、ウォームアップ走行から良い流れを作ることができました。レースではポジションを上げることができ、最終的に6位でフィニッシュすることができました。 このクラスでは取りこぼしが命取りになるので、次戦では上位をしっかりと狙えるよう準備をして臨みたいと思います。

チームオーナー・株式会社シンコウ
代表取締役 村上祐介
4月のJSBスポット参戦とは異なり、今大会は新体制のTOHO Racing がタイトルを狙うST1000クラスの開幕戦でした。國峰と作本、2名のライダーとともに、チーム全体で入念な準備を重ねて臨みましたが、レースでは國峰が3位、作本が6位と、それぞれがポイントを獲得し、まずまずのスタートを切ることができました。ただ、我々が目指しているのは一番高いところです。表彰台には立てたものの、勝ちきれなかったという悔しさが正直なところ残っています。それでも、2人とも確実にレースをまとめ、 トラブルや転倒なく開幕戦を終えられたことは、チームにとって今後に繋がる大きな収穫です。この結果をしっかり受け止め、次戦ではさらに高いパフォーマンスを発揮できるよう、チーム一丸となって取り組んでまいります。次戦も引き続き応援よろしくお願いいたします。なお、2025年の鈴鹿8時間耐久レースには、残念ながら参戦しないこととなりました。 楽しみにしてくださっていた皆さまには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、2026年の参戦に向けて着実に準備を進めてまいります。